このアーティストの手

レスリー・ニックスは未知の中にインスピレーションを見出します。 ロサンゼルスを拠点とするアーティスト兼照明デザイナーは、遠く離れた場所の精神を捉えたユニークな作品を制作しています。 「タイのアンダマン海を訪れても、アフリカの動物や自然保護区を訪れても、私のアートは、旅行中に感じた驚きと畏怖を追体験し、表現する方法です」と彼女は Business of Home に語ります。

ジョージア州の黄河沿いで育った子供時代、ニックスは探検と絵を描くことに時間を割いていました。 大学時代、彼女はサバンナ芸術デザイン大学で油絵を学び、その後、1971 年製の古いフォードのピックアップ トラックで愛犬のヒューニーとともにこの国を探索し、途中でアートワークを制作、展示しました。 「そうやって絵のスキルを磨きました」と彼女は言います。

旅の過程を通じて、ニックスは世界中にいくつかの異なるスタジオを開設しました。 「私にはユニークなスペースがたくさんありました。ブリキの壁と天井が保存されたシカゴのアイスクリームショップを改装したものです。 ベルリンのテンペルホーフ空港の隣にある複数階建ての元工場。 ノースダコタ州グランドフォークスにある祖父母の不気味な地下室。 そして最後に、ロサンゼルスのワシントン山のふもとにある美しい歴史的建造物が、私が今ここに住んで働いています」と彼女は言います。

彼女のデザインにスラグガラスを利用するというアイデアは、ニックスが何年も前にノースカロライナ州の小さな町に住む妹を訪ねた結果として生まれました。 「古い掘っ立て小屋が店として使われているエリアがあり、そこには『宝石』と書かれた手描きの看板が掲げられていました」と彼女は言う。 「店ではスラグガラスを展示するためにワイン樽を使用していました。輝くガラスの石で満たされた容器は私に喜びとインスピレーションを与えてくれました。」

彼女は、パートナーであり、芸術家で家具メーカーでもあるダミアン・ジョーンズのスタジオから回収されたガラスと廃棄された金属のスクラップを収集し始めました。 「スラグガラスは、ガラス製造プロセス中の破損や不合格の結果として生じるキャストオフです」とニックス氏は言います。 「ガラス工場では、溶けたガラスの入った容器を空にします。残ったガラスが冷えて固まると、ガラスの塊が砕け、このような美しい破片が残ります。」

ニックスは、複数のアート プロジェクトに同時に取り組むことを好み、さまざまな絵画や特注のランプを交互に、時には一度に何年もかけて、成果に達するまで取り組んでいます。 照明デザインを作り上げるために、彼女は多くの場合、ベースを手で彫刻し、真鍮やブロンズで鋳造してから、彫刻された木の要素からエッチングされたマーキングやニッケルのアクセント、そしてもちろんスラグガラスのトップに至るまで、あらゆるものを追加します。 「完成までに数十年かかる作品もあります」と彼女は言います。

2月、彼女はアートワークと照明デザインの最新展覧会「エンカウスティック・インプレッション・オブ・ムプマランガ」をロサンゼルスのクーデター・ギャラリーで初公開した。 彼女は現在、アフリカへの旅行からインスピレーションを得た彫刻ボウルとトレイの新しいラインにも熱心に取り組んでいます。 「ンガラ動物保護区で見つかった乾いた川底とゾウの糞、そうです、糞から型を作りました」と彼女は言います。 「容器は青銅で鋳造され、半貴石が散りばめられています。」

レスリー・ニックスについてもっと知りたい場合は、彼女のインスタグラムをご覧ください。

ホームページの画像: ロサンゼルスのスタジオ内のレスリー・ニックス | ダン・アーノルド